このアルバムがイイ!『WEST SIDE STORY』

ウエストサイド・ストーリー/サウンドトラックCD Now Music-聴いてみて!-
ウエストサイド・ストーリー/サウンドトラックCD
ハリウッド映画サントラCD

ハリウッド映画サントラCD

サブスクやダウンロードが主流になってからどうなのかわからないのだが、レコードやCD時代、映画のサウンドトラック、俗にいうサントラはよく売れた。
ジョン・ウィリアムズの『スターウォーズ』は言うに及ばず、ケニー・ロギンスの『トップガン』『フットルース』、『フラッシュダンス』なんかも有名だ。『ゴーストバスタ-ズ』も忘れられない。

そのようなサウンドトラックの歴史の中でも燦然と輝くのが
『ウエスト・サイド・ストーりー(1961年公開版)』だ。

2021年公開のスピルバーグ監督のリメイク版と区別する為、日本公開時の『ウエストサイド物語』の名で表現されることが多いが、ここでは原題の『WEST SIDE STORY』で通したい。

『WEST SIDE STORY』はもともとミュージカル演劇で、シェークスピアの『ロミオとジュリエット』を下敷きに、当時アメリカの社会問題だった民族対立、ポーランド系移民とプエルトリコ系移民の抗争を背景に、悲劇に向かう恋愛劇を描いた。
作曲には世界的音楽家レナード・バーンスタインを起用。
『WEST SIDE STORY』は作曲家としてのバースタインの代表作と云われている。

すばらしい映画音楽は、サウンドを聴くだけで、映画の1シーン1シーンがくっきり甦ってくると云われる。
ドラマとBGMは一体となって強い印象を脳裏に焼きつけるのだろう。音楽という芸術はより直接的に感情に訴えかけてくる。

ウエストサイド物語/WEST SIDE STORY サウンドトラック:アナログレコード

ウエストサイド物語/WEST SIDE STORY サウンドトラック:アナログレコード

サントラにはもう一つ、忘れてはいけない魅力がある。
ジャケットだ。
CDになってサントラ人気が一息ついたのは、ジャケが小さくなってインパクトが無くなったからではないかと思う。
近頃、レコードの人気がコレクター的側面を中心に復活しつつあるが、よくよく考えると私も、仕入時にジャケ買いならぬジャケ仕入をしてしまいがちだ。
ジャケ仕入してしまった作品は先述の『WEST SIDE STORY』をはじめ『チャップリン映画音楽集』『2001年宇宙の旅』『戦場のメリークリスマス』『アラビアのロレンス』・・・う~ん・・・映画サントラばかりだ・・・。