omoinotake『ひとりごと』どや!

オススメの音楽/福山雅治 Now Music-聴いてみて!-
オススメの音楽/福山雅治

先日、ブログで『マーチCDを聴くと今の流行り』がわかる!ってなことを書いたが、どのマーチCDにも収録されていたのがomoinotake『幾億光年』だった。
omoinotakeってまたけったい名前やなぁ・・・なんておじさんは思うのだが、最新曲はなにか調べてみると、この『ひとりごと』だった。
近年の若いアーティストでは珍しくCDシングルも5月下旬には発売される。

聴いてみると前奏なし、繊細な感情表現、ストーリー性のある歌詞、と今の若い人の傾向が見れる一方で、文節、文節が変な所で切れたり、無理矢理、文字数を押し込んだりすることは少ない。
なによりソウルフルなファルセットを利かせたサビはわかりやすく感情を揺さぶってくる。

実はご年配の方が「若い人の歌がわからない」と云う理由に「言葉が聞き取れない」ことがある。
先日、店頭でtuki.の『晩餐歌』のP.V.見ていると、60代ぐらいの奥さんが、
「あんたら、何言うたはるか、わかるんか? やっぱり若いなぁ」・・・って。
『晩餐歌』はそんな早いペースの歌ではないと思うが、それぐらい聞き取れないらしい。

これはもう望まれていないのかもしれないが、『世界にひとつだけの花』『涙そうそう』以来のスタンダードナンバーが生まれるには、だれもが聞き取れ、だれもが口づさめる、そんな歌が必要かもしれない。
勝手なお願いではあるのだが、omoinotakeなんかには1曲でいいから、そんな曲、メンバーのおじいちゃんやおばあちゃんがカラオケで楽しんで歌ってくれる曲を発表してもらえればうれしい。