京都市内は昨晩けっこう雨が降った。
写真のとおり、道路は一面打ち水したようで、空もどんより曇り空。水気をたたえた空気が漂っている。
小さい頃からなにかと云えば、爽やかな晴れ空が好ましいように印象づけられてきたが、日毎、寒暑が入れ替わる日々を過ごすとけっこう辛い。
咳が止まらなかったり、頭痛がしたり、病気なのか、体調なのか、年なのか、てんでわからない。
正直云えば、今日は久々快適だ。
気のせいか、店の隣の工事現場(イタリア料理屋になるらしい)も快調な電動音をたてている。
要するに『ほどほど』がいいということだろう。
暑すぎるのも、寒すぎるのも、雨が降らないのも、降りすぎるのも、好ましくはない。
ほどほどに暖かで、ほどほどに冷やっこくて、ほどほどに乾き、ほどほどに湿っぽい。それが一番過ごしやすい。
今年の大河ドラマ『べらぼう〜蔦重栄華乃夢噺〜』で、渡辺謙さん演じる田沼意次が活躍し、再評価する人が増えていると聞くが、田沼の後、政権をとった松平定信の時代にこんな狂歌がある。
「白河の清きに魚も棲みかねて もとの濁りの田沼恋しき」
あまり肩ひじ張らず、生きててもええかな?と思うのは年のせいでしょうか(^^;