藤沢周平の時代小説、登場人物は無名の人ばかりだ。藩の中老、平侍、出世しそこなった剣客、商家の番頭や手代。現代で言えばサラリーマン課長や係長、商店街の人々、普通の主婦・・・。市井の名もなき人の何事もない日常に生まれた喜怒哀楽を丁寧に書き綴る。それは私たちも日々感じる感情だ。携帯電話もネットもない時代、くっきり浮かび上がった登場人物の悩みや喜びに私たちは思いを重ね、共に江戸の町を生きる。藤沢周平の時代小説、ぜひ朗読CDにてお楽しみください。
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藤沢周平 朗読CD | |
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藤沢周平・時代劇小説傑作撰 森繁久彌、加藤道子朗読 (CD14枚組) 森繁久彌がNHK日曜名作座に遺した音源から、藤沢周平の時代小説朗読、ラジオドラマを集めCD化。『本所しぐれ町物語』『橋ものがたり』『喜多川歌麿女絵草紙』『一茶』などに加え、短編小説8遍を収録。江戸を舞台に、人間の変わらぬ本質を綴ります。全810分収録。 |
30,800円 |
藤沢周平名作集 驟り雨, 歳月, 飛鳥山, 桐畑に雨の降る日(CD3枚組) |
5,610円 |
藤沢周平の『橋ものがたり』より (CD4枚組×全2巻/分売可能) |
各巻 7,480円 |
藤沢周平名作集 驟り雨, 歳月, 飛鳥山, 桐畑に雨の降る日(CD3枚組) |
5,610円 |
白坂道子の朗読で聴く藤沢周平 約束、雪あかり(CD2枚組) |
4,400円 |
藤沢周平 時代小説CD選集 雪明かり, 泣かない女(CD2枚組) |
3,300円 |
藤沢周平 時代小説CD選集 朝焼け, 驟り雨(CD2枚組) |
3,300円 |
藤沢周平 時代小説 朗読傑作選 (CD全10枚/分売可能) |
各巻 2,200円 |
藤沢周平原作の映画やテレビドラマは、『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』『立花登青春控え』『藤沢周平の人情しぐれ町』など多数ございます。HP未掲載の商品も取り扱っておりますので、お気軽にご用命ください。ご注文はお電話、FAX、メールいずれでも結構です。
藤沢周平原作 時代劇映画/テレビ時代劇 | |
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三屋清左衛門残日録 北大路欣也版 (DVD2枚組/送料サービス) |
8,250円 |
風の果て(DVD2枚組)
藤沢周平屈指の長編『風の果て』を、佐藤浩市主演で時代劇ドラマ化。軽輩の身から主席家老まで上り詰めた桑山又左衛門と、青年時代親しく付き合った四人の剣友との思い出を綴った作品。 |
5,500円 |
蝉しぐれ・市川染五郎主演版 (DVD2枚組) 藤沢周平『海坂藩シリーズ』の人気作『蝉しぐれ』を、市川染五郎、木村好乃主演で映画化。尊敬していた父を謀反の罪で失った牧文四郎と、彼を慕い続けながらも藩主の側室となったふくの人生を綴る。 |
5,170円 |
忠臣蔵 1/47 SMAP木村拓哉(DVD) SMAP[の木村拓哉が堀部安兵衛を演じ、妻役の深津絵里との絆を描き出した。キムタクの場合、何を演じても良くも悪くも木村拓哉を感じさせる。逆にそういう役者だから存在価値がある。木村拓哉らしいキムタクを楽しみたい方にはぜひお薦めしたい1作。 |
4,180円 |
映画・橋ものがたりシリーズ 小ぬか雨、小さな橋で、吹く風は秋 (DVD全3巻/分売可能) |
各巻 4,180円 |
藤沢周平時代小説ドラマ集 冬の日、遅いしあわせ、果し合い (DVD全3巻/分売可能) |
各巻 4,180円 |
茶店に入ってきた時から、歌麿の注意をひきつけた女性。人目もはばからず泣く姿に、歌麿は一種の感動を覚えた・・・絵になる・・・
森繁久彌・加藤道子過去を断ち切り大店の女房となったおもんに、手代が「旦那に女がいるらしい」と囁く。優しい夫を疑わないおもんだが、手代が暇を出されたことから、夫への疑惑が浮かんでくる。そんな折、育ての父が危篤だと知らせが入り、おもんは夫に内緒で育ての親に遇いに行くのだが・・・男と女の心理の襞を精緻な筆致で描く傑作時代小説。
馴染み客の新兵衛が今日は泊まらないという。花魁が理由を聞くと、新兵衛はその身代すべてを花魁に貢いでしまい、家を追い出されるのだという。
森繁久彌・加藤道子賭博好きの新吉の借金は溜り溜まって七両。現代のお金にして七十万円もの借金返済を迫られ、新吉はかって自分が捨てた女、お品に会いにいく。病身の夫をかかえ、小さな瀬戸物屋を切り盛りするお品。しっかりものの女性だった。新吉はお品を愛しつつも、いつもかすかな反発を感じていたのだ。五両の金を渡してくれるお品。しかし新吉は・・・。男と女の機微、取り返しのつかない失敗や後悔を繰り返しつつ歩む人生、人間のどうしようもない哀しさをきちんと描く短編小説の名品。
柳家小三治花見客でいっぱいの飛鳥山で、女はその女の子に出合った。「何てかわいい子だろ」。ゆっくり膝を折りながら女はそう思った・・・。
白坂道子3年前、家老の牧の命令でその政敵を切った三崎修助。ところがその折の仲間が次々と闇討ちにされる。生き残るのは三崎修助だけとなり、遂に対決のときを向かえる。かろうじて勝利を得る修助だが、相手の正体は……???
廃盤/再生産未定誰もが知っている有名な俳人、小林一茶。「やせがえる 負けるな 一茶これにあり」などの句で優しい好々爺のイメージがあるが、その真実は? 強欲、乱暴、悪態と自嘲を繰り返す小林一茶の複雑な実像を描き出す。
森繁久彌・加藤道子長屋の人たちに誘われても一緒に湯屋には行こうとしないおすぎ。おすぎは長屋の人々となかよくしたいとと思うのだが・・・
森繁久彌・加藤道子ナンパな参次郎は、米屋の娘を引っ掛けるが、娘の父親に無理やり家に連れて行かれ、働かされる。2年後、昔の仲間たちに、「たらしの参次もあれが運の尽きだった」と嘆かれながらも、生まれてくる子供に思いをはせていた・・・。
廃盤/再生産未定やくざの弟のため、離縁されたおもん。飯屋の給仕をしながら細々と生活するおもんだが、弟の借金のため窮地に陥る。そんなとき、仄かな思いをかけていた男が助けにはいる。やっと訪れてきそうな遅いしあわせ…
廃盤/再生産未定夜逃げした一家に一人見捨てられ、取り残された老女。近所の人々の世話を拒否し、何も食べようとしない老女の心を、信治という少年がゆっくりゆっくり解きほぐしていく……。
廃盤/再生産未定両国橋で毎朝、毎晩すれ違う・・・源作はその女に恋をした。彼女が男たちに絡まれているのを助け、おゆうという名前を知った源作だったが、そんな時、親方から娘を貰ってほしいと言われ・・・。
廃盤/再生産未定仲むつまじく暮らす、再婚同士の清兵衛とお仲。ところが清兵衛は女房が他の男と一緒にいたと聞かされ、心穏やかでなくなってしまい……。
廃盤/再生産未定映画化もされた藤沢周平の名作。刃傷沙汰により幽閉された狭間弥市郎。脱獄した彼は討手に恨みのある片桐宗蔵を指名する。片桐は狭間の妻に助命を乞われるが、狭間を討ち、さらに狭間の妻を裏切った上司の堀も討ち果たす。
廃盤/再生産未定小間物屋の井沢屋の女将、お品が神隠しに遇う。岡っ引の巳之助が事件を調べるが、3日後、お品が平気な顔で戻ってくる。しかしお品の怯えたような眼に疑問を持った巳之助が井沢屋を見張り続けていると・・・失踪と殺人事件のからくりを通じ、世の中の理不尽さと、そんな世の中を恨む巳之助の人物像を描き出した藤沢短編の人気作。
辻萬長寺を出たおりせは、おかぢと出会い、亡くなった夫、清兵衛の話をする。清兵衛を褒めるおかぢだが、おりせは清兵衛の別の一面を見てきていた。
森繁久彌・加藤道子永代橋で倒れたお里を介抱した縁で結ばれた新蔵とお里。しかし1年半前、お里が突如消えた。最近、新蔵にはその理由がわかってきていた・・・。
ゆきが十歳の時、手をつないで桐畑まで見送った父親はそのまま失踪した。ゆきは、雨のふるあの日が忘れられず、いつか必ず帰ってくると父を待ちつづけるのだった・・・。
仕事帰り、信蔵は夫婦約束をしていたおゆうを八年ぶりに見かけた。最近はすっかり思い出すこともなかったが、おゆうの今の暮らしをそれとなく聞いてみる信蔵だったが・・・。
森繁久彌・加藤道子ある日、一人で履物屋を営むおすみの家に一人の男が飛び込んできた。彼は、人を殺し、追われる身だった。おすみは男をかくまうのだが・・・。
松谷友梨上意討ちで鵜飼佐平太を討った小鹿七兵衛は、恨みに思った佐平太の弟から果し合いを申し込まれる。腕に自身がなく助勢も望めない七兵衛だが、果し合いで劣勢となったそのとき、意外な助っ人に助けられる……。
廃盤/再生産未定小さな船宿のお抱え船頭だった吉蔵は駆け落ちした船宿の女将、お峯が自分の元を去りたいのではないかと思っていた。未練たっぷりの男を描く。
藤沢周平版かぐや姫。夫婦喧嘩ばかりの夫婦の元に小鶴という娘が一緒に暮らすこととなる。名前以外、何も覚えていない小鶴だが、彼女のおかげで笑いの絶えない家族になっていったのだが・・・
森繁久彌・加藤道子妹さちの結婚話。姉のおつえは妹の夫となる信助との昔に思いを馳せる。4年前、おつえは見初められて意に染まぬ結婚をした。傾いていく店を懸命に支えながら、おつえは妹夫婦の幸せを心から願いつつも、信助に心を寄せた昔を懐かしく思うのだった・・・。
白坂道子版元、鶴喜から美人絵の連作の依頼を受けた歌麿。すぐに鈴屋のおこんの顔が浮かび、彼女をモデルに絵を描き始めるのだが・・・。
森繁久彌・加藤道子元海坂藩勘定方、隠居の布施孫左衛門もあと2年で還暦。城下の寺の立つケヤキの大木に自らを重ね合わせ、平穏な老境の日々を想い描いていた孫左衛門だが、他家に婿入りしていた次男の果し合いの報に接し・・・静かな文体の中に、気迫と滑稽さを併せ持つ、藤沢周平の傑作短編。
柳家三語楼みちの目の前を、少し前まで訳ありだった男が若い女と一緒に歩いていた。みちは男の名前も知らなかった。そして・・・。
森繁久彌・加藤道子映画化もされた短編ながら藤沢周平の代表作。黄昏時、下城の太鼓と共ににそそくさと家路を急ぐ井口清兵衛。たそがれ清兵衛と揶揄される男は無形流の剣客ながら、藩内の権力争いとも距離を置き、病弱な妻を労り、ひっそり生きてきた。そんな目立たない男に、ある日、上意討ちの討手の命がくだる。お家の一大事に清兵衛は・・・。
柳家花緑広次が6才のある朝、父は町外れの小さな橋を渡り去っていった。母や姉を手伝いながら、父の帰りを心待ちにする広次だったが・・・。
小川道子今、歌麿の美人絵のモデルは、小料理屋に勤めるおくらだった。妻子がありながら、おくらにのぼせて小料理屋に通う男たちが多いのだが・・・。
森繁久彌・加藤道子正直、気持ちよくさせてくれるハッピーでユーモラスな作品。小間物屋の銀助は、実は泥棒さん。「捨て子されて苦労したおれが、この赤ん坊を捨てるわけにもいかねえや」。あるとき、親に虐げられ泣き喚いている赤ん坊を盗み出してしまう。けれど、銀助は、まむしの権三こと岡っ引の権三郎に目を付けられており・・・。
笹野高史かざり職人の道蔵は、腕のいい同僚職人の忠助と親方の娘、お柳の縁談を聞き、激しい嫉妬を覚える。お柳と恋仲になった道蔵は、憧れのお柳を得た歓びと忠助に勝った悦びで有頂天になり、長年連れ添った女房のお才と別れる決意をする。お才は足が悪い平凡な女性だった。「ずっと前から、いつかこんなふうな日が来ると思っていた」夫婦とは何かを静かに問いかける藤沢周平の感動作。
篠田三郎道場に通う少年、伊庭小四郎は、実母が事情があって矢口という家に再嫁したと聞いていた。ある日、道場に矢口八之丞が入門し、小四郎はその面倒を見ることとなった。果たして八之丞は異父弟なのか? 母への断ち難い思いを胸に、異母弟に代わって野試合に挑む少年の母への憧憬を瑞々しい筆致で描く。
中村梅雀大工の政吉は、一膳飯屋で働く勝気な娘、おかよとの祝言が決まっていた。そんな折、幼少時に折檻され長い間音信不通だった継母のおすがと再開する。苦労するおすがの姿を見た政吉は過去のわだかまりを捨て、引き取ろうと決心するのだが、おかよの強い反対に遭ってしまう。
樫山文枝風采が上がらない中年男 佐治惣六。若いときは評判だった剣の腕も今はいずこ。そんな折、彼は上司の服部から紹介された女性と再婚するが、相手は服部の妾だった……。
廃盤/再生産未定一晩の出来事を叙情詩的に描いた藤沢周平の名作。数年前に妻とお腹の子を一度に失った嘉吉は世の中の幸せを憎むようになった。自暴自棄となり盗っ人となった嘉吉。神社の軒下に潜み、雨宿りしつつ盗みに入る機会を伺う彼の前に、さまざまな事情を抱えた人々が現れる。手を出した奉公人の娘と結婚を迫られる道楽息子、仲間割れする博打打ち・・・そして小さな娘と抱えられた母親が現れる。彼女らを捨てた亭主に金を無心し、断られた帰りだった。二人の話を聞いているうちに、嘉吉の中の世の中への憎しみが次第に解けていく・・・そして・・・
金に困った信蔵は、ありとあらゆる人に借金を断られ、六助にも金の工面を頼んでいた。六助が最後の頼みの綱だったが・・・。
森繁久彌・加藤道子懸命に働き、気がつけば家族の中に居場所を失った吉兵衛。古くからの馴染みの元で飲んだ帰り、大川橋の上でおひさという女性と出会う・・・そして。
いかさま賭博師の弥兵は堅気になろうと決意し、6年ぶりに江戸の町に帰ってきた。しかし、既に江戸に自分の居場所はない。そんな折、おさよという女に出会う。
神谷尚武清次郎が再会した女おいし。彼女は昔、清次郎が不良たちから救い出した女だった。度々の不幸に見舞われ今は零落の身となった女を、清次郎は再び救い出そうとする。
廃盤/再生産未定殿さまお墨付きのむさい男、祝い人助八こと伊部助八は、親友の妹で幼馴染の波津を、父直伝の香取流で元夫の暴虐から救い出す。しかしそれが故に中老を殺害した剣客、殿村弥七郎を討つよう命じられてしまい・・・美しい幼馴染との淡い恋、藩随一の剣豪との死闘など、剣劇あり、恋あり、ユーモアありの人気短編。
すまけい夫婦喧嘩、浮気、いさかい・・・市井の人々の喜怒哀楽を、江戸の下町を舞台に描く、人間愛にあふれた作品。音楽は古関裕而、池辺晋一郎
森繁久彌・加藤道子・大谷直子結婚が決まったおこうの気がかりは、五歳の時、橋の傍で姿を消した父親のことだった。ある日、おこうは父親の知り合いという弥之助という男と出会う・・・。
小川道子知合いの家からの帰り道、志穂は斬り合いに遭遇する。斬り合っていた片方の男を知っていると語る志穂に、夫の麻之助は周りには話すなと言いつける。しかしその後、志穂が襲われるようなことがあり・・・。
森繁久彌・加藤道子奉公に出た幼馴染の幸助とお蝶は、5年後の再会の約束をする。その“約束”だけを支えに懸命に生きる二人。5年後、約束の萬年橋に時間より早く着いた幸助だが、お蝶は一向に現れず・・・。5年の月日の長さと人生の流転、そして人間の素敵さを描いたしみじみ泣ける傑作。
小禄の身から二百八十石の大身に養子に入った芳賀菊四郎と、義妹の由乃の血の繋がらない兄妹の純愛を描く。嫁ぎ先で看病もされず放置された義妹の由乃を救い出す菊四郎。回復したが困窮のため女中奉公に出た妹の様子を見に行く菊四郎だが、義母と婚約者が激しく非難する。「俺はなあ。こうしてお前と一緒にいるときが一番楽だ。俺が俺だということがわかる」。菊四郎と由乃の行く末は果たして・・・。
独り者の鉄蔵は腰が悪く、痛くないときにしか働きに出られない。ある懐具合の暖かい日、鉄蔵は酒を飲み若い者に絡むのだが、逆にのされてしまい・・・。
森繁久彌・加藤道子人気絶頂の中で筆が痩せたことを自覚する喜多川歌麿。六年前、初めてであったとkは銃後の少女だった女は、今は女盛りを迎えていた・・・
森繁久彌・加藤道子縁談を持ち込まれても、すべて断っているおしづ。おしづは廃業に追い込まれた実家の奉公人だった新蔵に思いを寄せていた・・・。
森繁久彌・加藤道子ある日、おすぎを15年前にさらわれた自分の娘だというが女声が現れる。しかし、おすぎには記憶がなく、うやむやのまま5年が過ぎ、おすぎは結婚し子宝にも恵まれる。そんな折、夫婦喧嘩をきっかけにおすぎは母と生き別れになった日のことを思い出し・・・子を思う親の心を端正な筆致で描いた佳作を竹下景子が朗読。
竹下景子大切な孫の清太が極道者となってしまったおつねには歳の離れた話し相手がいた。おきくという娘だったが、そのおきくが病で倒れていることを聞き、おつねは看病をすることにするのだが・・・
森繁久彌・加藤道子