唱歌や懐メロの魅力って? その1

旧ブログより(2005年09月15日記入)

日本の唱歌っておもしろんですよね。
『ペチカ』や『トロイカ』みたいなロシア民謡もあれば、
『草競馬』や『ケンタッキーの我が家』みたいなアメリカ民謡も、
まるで自国の曲のように親しまれている。

一方で、『さくらさくら』や『赤とんぼ』みたいな
北原白秋や野口雨情のような名作詞家の日本独特の作品もある。
曲にしても山田耕作など優れた作曲家が哀愁と優しさに満ちた作品を作っています。

小学校の先生をやっている友人が、
音楽の教科書から『春の小川』がなくなったとぼやいていたことがあります。
春の小川がさらさらいくのが想像できないだからだそうです。
まったく個人的な意見ですが、
「アホか!!」 と思います。

さらさらいく春の小川を知らんなら教えてやれよ、
みつからへんなら一緒に取り戻そうと声をかけるのが教育でして……
わからんからなくしましたって、
すごい論理やなぁとほとほとびっくりした次第です。

言葉も巧みなんですよね。『ふるさと』
「如何にいます父母 つつがなしや友がき」というくだりがあります。
『つつがなしや』は、ツツガムシ病にならず元気でいるか?
という気遣いの言葉が語源だそうです。
日本のどこにいっても、
どの世代でもうたえる歌を大切にしてほしいと思う今日この頃です。


<参考>
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