旧ブログより(2006年01月08日記入)
一番のお気に入り特撮ヒーローをご紹介仕ります。
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それは!
アマゾォーン!!!!
この作品、仮面ライダーの異端作といわれています。
本来、仮面ライダーのモチーフは昆虫=バッタでした。
ところが、このアマゾンのモチーフはなんと、
『マダラオオトカゲ』
なんやね、それ!?!?
すごいでっせー
掛け声は「キケケェエー! キケェー!」って、
どっちが怪人かわかりまへん。
必殺技はライダーチョップならぬ「大切断」。
ほんま真っ二つにたたっ斬るんどす。ハードじゃあー!
いちおう子供番組やぞぉー!!
主人公のアマゾン(人間体)、
本名は山本大介だが、変身前でもみんな『アマゾン』と呼んでいる。
言語にいたっては当初は日本語というか、言葉じたいは怪しい・・・
アァウゥというだけだ。
でもね。
これがいいんどす。
アマゾンは最初に覚えた日本語は「ト・モ・ダ・チ」。
マサヒコという少年が教えます。
「ア・マ・ゾ・ン ト・モ・ダ・チ。
マ・サ・ヒ・コ ト・モ・ダ・チ。」
マサヒコはアマゾンにトモダチは助け合うものだ、協力し合うものだ、
信じあうものだと教えます。
そしてアマゾンとマサヒコは最後までのこのときの誓いを守り通します。
言葉は通じません、
けれども、無垢な二つの心はお互いを認め合うんです。
ハードに縦横無尽に駆け巡るアクションシーンは昭和ライダー随一です。
敵も怪人というより怪獣に近いもので、
その強大な敵に、武器も持たず、たいした技もなく立ち向かっていくアマゾン。
その戦いを支えるのは、
必死にトモダチの誓いを守ろうとするアマゾンの心のみなのです。
片言の、限られた台詞しか離せないいびつな主人公。
しかし、その限られた言葉と行動の中に、
スタッフたちの子供たちへのメッセージが込められている、
そんな作品です。