梅小路公園・京都水族館:観覧記

つれづれなるままに

旧ブログより(2012年03月11日記入)

3月10日、新設の京都水族館の開館記念式典にご招待いただきました。
なかなかよかったです。

入口を入ると先ず、京都・鴨川をイメージしたジオラマが広がります。
ジオラマといえど、草木や水はもちろん本物!
実際にさまざまな淡水魚や川の生物が生息しており、
京都水族館のメインキャラクター・オオサンショウウオ(大山椒魚)がいます。

オオサンショウウオは別名をハンザキと言われ、
非常に古いタイプの両生類で、半分に割いても生きている、
ということからハンザキと言われました。
(現在は特別天然記念物ですし、何よりかわいそうなので、実験とかしないでくださいね)
このハンザキは、繁殖期が冬なそうで、天敵が冬眠状態に入った時に増えるため、
川がきれいでないといけない、とか動きがトロイとかいう欠点がありつつも、
今まで絶滅しなかったようです。

保護色だと思うのだが、岩と見分けがつかないので、
ゆっくり探してみてください。
照れ屋さんなのか隠れていることが多いです。
私は3匹見つけました。

定期的に変更されているようです。

予めご了承ください。(2025.1.30追記)

ほんで続いて川魚ゾーン。
ヤマメなど食卓にのぼることも多い魚がけっこう悠々と泳いでいます。
海の魚と違い、派手な形態や色はしてませんが、
落ち着いた美しさがあります。

川魚ゾーンを超えると、野外と見間違える海獣ゾーンに入ります。
オットセイ、アシカ、アザラシがわぁーわぁー吠えています。
新しい展示方法も積極的に取り入れており、
迫力と密接感をともに味わえる趣向です。
ここに記念撮影スペースがありました。

海獣スペースを過ぎると、ペンギンさん。
まず水の中のペンギンが見れます。
泳いでいる=水の中を飛ぶペンギンが楽しめます。
た、たしかにはやい!!!

ここからいったん屋外へ。
地上のペンギンさんを見ることができます。
近くに寄ると、餌がもらえると思ったのか、
ペンギンさんが近くまでお越しになり、
ガラス戸ひとつ挟んで向かい合わせ。
なんや、むちゃくちゃ愛らしかったです。

ペンギンゾーンを超えますと大水槽。
京都水族館の海水は、全て人工だそうです。
非常に難しい技術だそうで、説明ブースがありました。
内陸と云うことで、規模は海遊館には敵いませんが、
さまざまな工夫をされていました。
水槽の中に岩場や磯、砂場を沢山作り、
小窓から中の様子を見れるようにしたり、
水槽のガラス面を一部凹にして、中を一望できるようにしたり、
天井の一部がガラスになっているなど、
大水槽をいろいろな角度からみてもらおうという趣向でした。
けっこう見飽きないように思います。

ここを超えると小さなコーナーが続きます。
サンゴの海は、ファインディング・ニモことクマノミをはじめ、美しい魚。
無脊椎の世界は、クラゲとかウミウシとか、アメフラシとかそんなやつ。
京の海は、我々の食卓にものるお馴染みの魚が・・・うまそうでした。
希少生物の紹介&京の里山ゾーン・・・すんません。ここあんまりしっかり見てません。

ほんで、このエリア、一番のおすすめは、磯の教室!!!
ここはええ!!!

ネコザメとエイとヒトデ3種類とアメフラシを触って、
アメフラシの卵を見せてもらいました。
係員さんがふたりが身近な生き物について説明してくれます。
京都水族館は反対運動を強引に押し切って建設した経緯があります。
その際、運営会社のオリックス不動産と京都市が
掲げたテーマに『education(教育)』がありました。
お子さんはぜひどんどん質問されるといいと思います。
少なくとも昨日、私たちに対応してくださった方は
本当に楽しそうに、愛おしそうに、教えてくださいました。

『磯の教室』は現在は既にない、という噂を聞きました。

  予め、ご了承ください。(2025.1.30追記)

最後がイルカスタジアムです。
イルカ・ショーも教育的配慮が強い内容。
イルカがどういう動物か、どんな動物かを紹介するためのショーという印象でした。
すごくいい雰囲気のショーだったので、今後に期待です!

と早口ながら、素人が見た京都水族館案内終わりです。
2時間もあれば、とにかくは見て回れると思います。
海遊館ほどの規模はありませんが、
作り手の思いがこもった、なかなかいい施設だと思います。
ただ素人眼ですから、水族館好きの方はご自分の眼で行って見てください。
あえて写真は載せません。
権利関係もありますが、あんだけスタッフの人が一生懸命なもんは、
見てあげてもらえたらと思います。

ついでに、帰りに弊店・市原栄光堂にも
寄ってもらえれば、感謝の至りです。

それでは、それでは。


京都水族館のご案内