演歌ポスター貼り換え物語

水田竜子×椎名佐千子、宣伝ポスター合戦 演歌/歌謡曲を語ろう。
水田竜子×椎名佐千子、宣伝ポスター合戦

弊店では週に1回か2回、ポスターを貼りかえる。
(ときどき・・・たびたび忘れる)

レコードメーカーさんや映画会社が送ってくれたポスター。
外から見えるところは新発売やサイン入りポスターなどを優先的に掲載するが、店内のポスターはけっこう気ままに貼る。
沖縄久高山のドキュメンタリー『イザイホー』『イラブー』のポスターは話のネタになるのでけっこう長く貼っている。
田中あいみさんのサイン入りポスターもけっこう長い。

写真はカウンターの上、私たちスタッフの仕事を監視する位置に貼られているポスターだ。
基本、演歌や歌謡曲の歌手を貼る場所だが、近年は魅力的な女性歌手が多い。
セクハラや男女差別とおっしゃってくださるな!
同じ監視されるなら、魅力的な異性に監視される方が励みになるのは、いつの時代もオスの本能である。

2025年3月15日現在は、椎名佐千子さんと水田竜子さん。
いずれも演歌・歌謡曲好きのカラオケファンにはよく知られた人気歌手だ。
特に椎名佐千子さんは『舞鶴おんな雨』『漁火街道』『いごっそ海流』などがスマッシュヒットして、安定した人気を勝ち取っている。

ただ!どうだろう・・・?
ポスターを貼りかえていて、ふと思ったのだが、なんかポスターのつくり方が手抜きに見えてきた。
構図がほぼ同じ。女性が一番きれいに見える構図なのかもしれないが、全体のバランス、首の傾げ方、タイトルの入る位置まで・・・なんかフォーマットにはめ込んだようだ。

少し前に「時代劇をつまらなくしたものは?」で一筆書いたが、同じパターンでフォーマットハメ込式かと疑ってしまった。

10年ほど前に黒木華さん主演でドラマ化された『重版出来』という漫画がある。
新米編集者がさまざまな漫画家さんや先輩、同僚たちと仕事する中で成長していく話だ。
この中でコミック第1巻発売にあたり、ジャケットの装丁はどうするか、ヒキの文句はどうするか、推薦文はどうするか、新人編集者が必死に悩み、トライするシーンがある。
はじめは疎ましく感じていた若い漫画家は彼女の頑張りを見、如何に彼女が自分の漫画を大事に思っているか、多くの人が自分と自分の作品に期待してくれているかに気づく。
そしてその思いはコミック第1巻の表紙の初刷りを見た瞬間、爆発する。
彼はインキの匂いを嗅ぎ、
「すごくいい!カッコいい!ありがとうございます!」と連呼する。

私は商売下手なので難しいことはわからんのだが、宣伝ポスターもそうであったら、よりいいな、なんて思ったりする。
たまたま同じような構図になった可能性もあるが、水田さんも椎名さんも違う個性を持った歌手さんだ。
それぞれのよさが垣間見れる、そんなポスターだったら、売上が上がるかどうかはわからんけど、歌手さんはうれしいだろうし、ファンも楽しいかな、なんて思う・・・。

まぁ、そんなこと、ふと感じたのでポスターと共に書いておきます(^^;


ご参考
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