1970大阪万博は日本の音楽を変えた!

大阪万博1970と音楽 音楽を語ってみた(^^;
大阪万博1970と音楽
大阪万博1970と日本 EXPO OSAKA 1970(DVD)

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  本日、弊店が所属する京都府レコード協同組合の総会が開かれました。
ご臨席のメーカーさまのご祝辞が、凄く面白かったので、皆さんにもご紹介!
1970年の大阪万博が、その後の日本音楽シーンに与えた影響についてでした。
(年配の方はそんなん常識!かもしれませんがご容赦を)

 1970年の万博では、セルジオ・メンデス&ブラジル’66などのライブコンサートが行われ、音響技術の進化が注目されたそうです。アメリカ製音響機材の優秀さを目の当たりにした日本のコンサートホールは先を争って、音響基盤を整備。音響技術が大きく進化したと云います。
万博終了後には、ピンク・フロイドやレッド・ツェッペリンなどの大物アーティストの来日が急増。日本の音楽市場が国際的に注目されるようになりました。
 また万博では、黛敏郎や松平頼暁などの日本の現代音楽家による実験的な音楽も披露。
コンピュータ制御のテープ音楽を1000個のスピーカーで鳴らすなど、当時としては最先端の音楽技術も紹介されたと云います。
 先述のように海外人気アーティストの来日増加で、音楽文化の国際交流が盛んになり、多様化にも拍車がかかりました。
ポップスから現代音楽まで、幅広いジャンルが紹介されたことで、音楽ファンの裾野が広がり、さまざまな音楽を楽しむ土壌も形成されました。
同時に音楽発信力も多様化、活性化したのです。

 1970年大阪万博は、日本の音楽シーンにおいて重要な転換点でした。
今実施されている2025年大阪万博は果たしてどんな革新、革命を生み出すのか?
時期限定のテーマパークと陰口を叩かれない、価値観を変える発見に溢れるイベントになってくれればと願います
1970年時、赤ん坊だった私にはとても新鮮な話でした。

革新とは技術のみに非ず。
価値観も視野も感性も、すべて革新する余地があるのかもしれませんね。