『大瀬戸千嶋(おおせどちしま)』。大瀬戸嵩のソプラノサックスと千嶋里志のエレクトーン(電子オルガン)のデュオ演奏で聴かせるインストゥルメンタル音楽ユニット。広島テレビ各番組へのテーマ曲提供や、人気曲『Future』の広島県食育テーマ曲へのタイアップなどで徐々に広島での地盤を固め、現在では京都や大阪、愛知などへツアーコンサート、タイなど海外演奏も手掛け、年間100回以上のステージを行う人気急上昇中の実力派ヅループだ。
サックスとエレクトーンのコンビ演奏というのはあまり例がなく、安定感溢れるエレクトーンのメロディーに、魂があふれるばかりのソプラノサックスの音色が絡まることで、安心して聞ける一方、胸の中を揺さぶるようなサクソフォーン独特の音色を楽しむことができる。彼らの音楽を聴くと、多くの人は胸をかきむしられる。なにかに挑戦する勇気を感じる人もいるだろう。深呼吸をして少し落ち着いて物事を見ようと思う人もいるだろう。自らを追い込んでいた不安に気づく人もいるかもしれない。大瀬戸千嶋が生み出す音楽は、あなたや私が心の奥底に押し込んでしまった思いをもう一度引きずり出してくれる。
音楽の存在を純粋に楽しませ、頼もしく思わせてくれる大瀬戸千嶋の音色、ぜひあなたもお楽しみください。
ご注文は電話・FAXでもお受けしております。大瀬戸千嶋の全アルバム、店頭販売中です。
【大瀬戸千嶋CD:紹介&販売】 目次
広島音楽高等学校で知り合ったサクソフォーン奏者の大瀬戸嵩(おおせど・たかし)と、1学年上のエレクトーン奏者・千嶋里志(ちしま・さとし)が結成したインスト音楽ユニット。
大瀬戸嵩の洗足学園音楽大学器楽科卒業の翌年2006年に、広島で結成。ちなみに千嶋里志は2004年に、国立音楽大学を卒業している。
大瀬戸の母が経営する『創作料理ロックス』で月1回の演奏をしていたが、広島テレビ各番組へのテーマ曲提供や、人気曲『Future』の広島県食育テーマ曲へのタイアップなどで地力を蓄え、徐々に京都や大阪、愛知などへファンを広がしてきた。
もともと音楽は、言葉では表現しきれない心をダイレクトに伝えるものだ。狩りをして獲物を仕留めた喜び、大切な人を永遠に失った悲しさと絶望、将来の希望と不安・・・言葉にすれば陳腐になりかねない思いを、旋律にし、直接、相手の胸に叩き込む、
それが音楽の真実だった。しかし近年、映像や照明、舞台装置などさまざまな技術が発展し、音楽に付随させることで、純粋な音楽のメッセージ力、音楽の純粋性は失われてきたのかもしれない。
大瀬戸千嶋の音楽を聴くと、そのことに気づく。感じる思いは人それぞれ。楽曲によってさまざまなろうが、大瀬戸千嶋が生み出す音楽と出会うとき、私たちは自分自身が胸の中に押しやった純粋な何かに出会うことができる。大瀬戸千嶋の音楽が
私やあなたの心をノックしてくれるのだろうか。
2017年度アルバム『Change』はタイトルどおり、変化を楽しみ、新しい世界へ羽ばたこうとする心と、少しばかりの不安、去りゆく今への郷愁を、 音楽で表現した作品。異なるイメージの音楽が楽しめる。
2009年に制作発表された大瀬戸千嶋のファーストアルバム。海外発信をめざして作曲された「HOMURA〜炎〜」や、乳がん問題を話し合うピンクリボンフォーラムの為に書き下ろした「きらら」など、大瀬戸千嶋の原点となった楽曲が収録された1枚。
大瀬戸千嶋が音楽大学で学んだクラシックの知識と技術を軸に、『earth=地球』をテーマにオーケストラ・アレンジで製作した全5楽章からなる組曲。千嶋里志が奏でるエレクトーンの魅力を活かし、大瀬戸はさまざまなサックスでその音色を引き立てる。ソプラノサックス、アルトサックス、そして大瀬戸千嶋の楽曲で唯一、テナーサックスが聴ける。(2010年制作)
大瀬戸千嶋結成5周年を迎えた2011年発表のアルバム。2011年4月にスタートした広島テレビの報道番組『テレビ派』のテーマソング、『clover』をはじめ全9曲を収録した、大瀬戸千嶋体感アルバム。
2012年発表の“未来=Future”をテーマにした1枚。今を生きることは未来へつながる一歩、そんな心を忘れないように。そんなメッセージが込められた作品。広島県食育テーマ曲の『Future』は広島では、多くの人が知っている曲で、大瀬戸千嶋の出世曲の一つ。
2013年発表のアルバム。栄光、栄誉を意味するGLORIOUS(グロリアス)をタイトルにした本作には、FMちゅーピー76・6MHz、大瀬戸千嶋のHappyTimeテーマ曲『HappyTime』など、これから伸びていこうとする、野心と夢と不安と希望がたっぷり詰まった大瀬戸千嶋サウンドが楽しめる。
ニューヨークの世界観を音楽で表現した『GARISH』から、ライヴでの盛り上げに欠かせない『ChaCha!!』まで、幅広い雰囲気、空気感を詰め込んだ1枚。東日本大震災の被災地を訪れた大瀬戸千嶋が感じた思いを表現した『progress』、広島三次ワイナリーのテーマ曲『Traditions』もお薦め。
大瀬戸千嶋のイメージを一変させる初のアコースティックサウンド・アルバム。電子オルガン=エレクトーンの代わりにピアノを使用している。“これ”しかないアーティストではなく、“こんなこともできる”大瀬戸千嶋の実力を証明した1枚。ちなおにOCは大瀬戸、千嶋の略。ホッと一息つける温かい作品(2014年制作)。
2015年制作の野心的アルバム。前年に地元・広島での1000人ライヴを成功させ、同時に全国6か所でコンサート・ツアー、さらにドイツでの海外公演も成功させた大瀬戸千嶋は、このアルバムで初のコーラスのレコーディングを行っている。人気の1枚。
大瀬戸千嶋結成10周年、2016年にに制作されたアルバム。広島、国内と活動を広げてきた大瀬戸千嶋だが、この年、タイでのコンサートを実現させている。大瀬戸千嶋らしさ=「聴きやすい、親しみやすい、楽しめるステージ」を追求した、イマからミライへと繋がる至極のアルバム。
京都に縁の深い大瀬戸千嶋。今年も京都で出逢えます。
ぜひお越しください!
『京の七夕』連携イベント。『京都鉄博 SL NIGHT LiVE in 大瀬戸千嶋』を開催。なお第一部(18:00〜)のライブは京都鉄道博物館営業時間内のため、入館料が必要です。第二部(19:15〜)は扇形車庫内のみ無料開放となり、無料でご覧戴けます。
京都駅ビル20周年&京都鉄道博物館1周年の記念イベントに、大瀬戸千嶋が登場。京都の春を彩ります。
大瀬戸千嶋ライヴ・ツアー2017『Clange』。ニューアルバム『Clange』を引っ提げて堂々のステージ。(3,500円+1ドリンク/全席自由)
弊店も加盟する京都府レコード商協同組合は、京都に存在するCD専門店ばかりが集まった同業種組合で、SP盤(LP盤、EP盤以前のアナログレコード)時代から続く
日本でも老舗のレコード商組合である。弊店も含め100年近く営業を続ける店もあり、時には共に歩み、時には競い合ってきた。実は、この京都府レコード商協同組合加盟店は、
数年にわたり、大瀬戸千嶋の作品を応援、展開してきた。
大瀬戸千嶋と京都のCD専門店との出会いは、この京都府レコード商協同組合の加盟店で若き日を過ごした一人の女性マネージャーがもたらしてくれた。
故あって転職した彼女だったが、やはり音楽好きの血が抑えきれなかったらしく、当時、広島で名前が出始めたばかりの大瀬戸嵩、千嶋里志と知り合う。
彼らの音楽に惚れ込んだ彼女は、大瀬戸千嶋の関西担当マネージャーとなり、自分自身の縁も深く、学生も多く、また多様な音楽性を受け入れる京都で、
ソプラノサックスとエレクトーンの共演という大瀬戸千嶋独特の音色を広めたいと考えた。
意を決した彼女は、昔世話になったCDショップを訪問。懐かしい店長に自分のお思いを伝えたという。非常に可愛がっていた社員に去られた店長が
再会した元社員の願いを聞いたそのとき、どうお考えになったかは、私共には知る由もない。ただ、その店長は結果として、彼女の気持ちを汲み、弊店をはじめ他の京都府レコード商協同組合加盟店に、
「共に応援しないか」と呼びかけられたのである。
それ以来、京都のCDショップは大瀬戸千嶋の音楽を応援し、大瀬戸千嶋もまた私たち京都府レコード商協同組合の活動を応援してくれている。今は出会いをくれた女子マネージャーと某店店長に感謝を申し上げる次第である。
インストゥルメンタル(Instrumental)、略してインストは、早い話が器楽曲、歌声(ヴォーカル)のない音楽のことである。
オペラを除くクラシック音楽や、一世を風靡したヒーリング・ミュージックや環境音楽もこのジャンルに入る。本ページで紹介している
大瀬戸千嶋もこのインスト音楽の一つである。
音楽の起源を語るとき、「言葉にならない思いが叫びや悲鳴になり、旋律になったもの」と語る方がいる。
しかし思いが明確、的確に伝わる文章とは異なり、音楽での感情伝達は受け手の感性に多分に頼る部分がある。同時にそれ故に、
音楽を通じ気持ちが同調した際は、より大きく、より直接的なインパクトを持って、メッセージを伝えることができる。
インスト至上主義の音楽ファンに、歌詞に頼った音楽は、歌であっても音楽ではない、という
極論が生まれる所以である。
日本という国は、実はこのインスト音楽への関心と受容性に優れた国だと云われている。昔、マライア・キャリーのベストアルバム『ONE』が、日本で200万枚を超す大ヒットなり、
米英でも話題になったことがある。日本人の英会話能力の欠如は当時でも有名で、イギリスの音楽評論家曰く「言葉がわからない限り、
マライア・キャリーといえど、日本ではインスト音楽にすぎない。歌詞がないインストCDが200万枚を超すなど考えられない」と語ったという。
この音楽評論家の論で思い出すのが、ビートルズの日本での人気である。ザ・ビートルズの近年のベストアルバム『』ザ・ビートルズ1』の発売開始は日本からであった。
時差の関係もあったのだが、その主たる理由にビートルズのレコード、CDがイギリスに次いでよく売れたのが日本だったということがあった。
“京都”は、そんな日本の中でもインスト音楽への関心が深いところではないだろうか。他地域に先駆け、磔磔、
拾得などの小さなライブハウスが活況を帯び、寺院や神社、銭湯などでのミニライブも多い。京都市交響楽団(京響)と云う地方都市では珍しい高品質の楽団も長年、活動を続けている。
この原因は、近世以来の花街文化にあるともいわれる。島原、祇園甲部、祇園東、先斗町、宮川町、上七軒の六花街(現在は島原がなくなり五花街)の隆盛は、日本舞踊とそれに付随する三味線音楽を
一般的にした。さらに禅宗系寺院を中心に深みを増した尺八、上方の商家のお嬢さんの習い事の代表格であった筝曲、さらには京都の宮中や神社で盛んだった雅楽、舞楽も、すべて基本はインスト音楽であった。
幼い頃から、ヴォーカル=歌声のないインスト音楽、それもさまざまなジャンルのインスト音楽に触れる機会が多い京都人の中に、インスト音楽に対する感性と興味、受容性が育まれたといえるのではないだろうか?
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