ウクライナの歌手 ナターシャ・グジーの歌と民族楽器パンドゥーラの演奏CDをご紹介。チェルノブイリ原発事故の影響でウクライナ各地を転々としたナターシャは、2000年頃から日本で活動を始め、ウクライナ民謡やヨーロッパ各国の民謡や、自作の歌、さらに日本の名曲を日本語でカヴァーするなど着実に人気を広げてきた。パンドゥーラの美しい響きと共にナターシャの澄んだ歌声をお楽しみください。
目次ご注文は電話・FAXでもお受けしております。
海外通販や、プレゼント包装も承ります。
ナターシャ・グジー:歌とパンドゥーラ『ナタリア3/旅歌人コブザーリ』(CD)
ウクライナ語で吟遊詩人を意味する『コブザーリ』。ナターシャ・グジー本人が作詞作曲を手掛けた作品も多く収録された1枚。日本や出会った人々への感謝とウクライナへの思いをパンドゥーラの響きに乗せる。 希望の大地 / River / 旅歌人〜コブザーリ〜 【試聴】 / Shedrik 【試聴】 / マチュピチュ / 踊る娘 / 雪 【試聴】 / コラール / 手紙 / まなざし / AliceのTable / 廃虚の鳩 / 木漏れ日のなかで / アヴェマリア / 鳥の歌 |
3,300円 |
ナターシャ・グジー:歌とパンドゥーラ『ナタリア2』(CD)
澄んだ伸びのある歌声と民族楽器パンドゥーラの響きで紡ぐ。 ママ・マリア / ナタルカの歌 / 眠りたくないの【試聴】/ 木の根 / 防人の詩【試聴】/ 慈愛(instrumental)/ ぬくもり(instrumental)/ 春のワルツ / 鈴のメロディ / ジュピター / 白い翼〜愛の鳥【試聴】/ いのちの旋律 / あなたの声に心が開く / 清らかな女神 / ザ・ローズ |
3,143円 |
ナターシャ・グジー:歌とパンドゥーラ『ナタリア』(CD)
チェルノブイリ出身のナターシャが奏でる鎮魂の歌集。 金色の花 / 弾けよバンドゥーラ / 想いで(演奏のみ)【試聴】/ 秋桜〜コスモス〜 / キエフの鳥の歌 / 見上げてごらん夜の星 / 遥かに遠い空 / 涙そうそう【試聴】/ 川だけが知っている / あなたと / お母さんの歌【試聴】/ なぜなのか教えて / Time To Say Goodbye / Ave Maria〜カッチーニ〜 / アメイジング・グレイス |
2,619円 |
ナターシャ・グジー:歌とパンドゥーラ『こころに咲く花』(CD)
ウクライナの愛唱歌や民謡を、民族楽器パンドゥーラの哀愁を帯びた可憐な音色と、ナターシャ・グジーの透明感あふれる歌声のハーモニーで奏でます。 赤いブーツ / おかあさんの桜の木 / 希望の灯 / 黒い瞳 / こころに咲く花 / G線上のアリア〜時よ〜 / ねがい〜いつまでも消えないように!〜 / バンドゥーラを手にすれば / 深い井戸 / フリスティンカ / ふるさと / もし刺繍ができたなら / 夕焼けの鶴 / 夢 / 私の大地 |
2,619円 |
ナターシャ・グジー:歌とパンドゥーラ『セルツェ〜こころ〜』(CD)
カタロニア民謡『鳥の歌』や祖国愛を込めた『我がキエフ』、ウクライナ民謡『パンドゥーラを手にすれば』等に加え、喜納昌吉の『花〜すべての人の心に花を〜』などを収録。祖国への愛を音楽に込めた1枚。 我がキエフ / 白い鳩になって / 花〜すべての人の心に花を〜 / あなたの声に心が開く / ヴォーレス・ヤスノーユ〜きらめく自由〜 / 3つの道 / Burning With No Flame / パンドゥーラを手にすれば / 落ちた橋〜ドナウ川・自由の橋によせて〜 / 希望 / 鳥の歌(instrumental)/ メロージャ〜秋の歌〜 / セルツェ / Once You Had Gold |
2,619円 |
ナターシャ・グジーのクリスマス・アルバム(CD)
水晶の声と賞されるウクライナの歌姫が歌うクリスマス・アルバム。 星に願いを【試聴】/ ホーリー・ナイト / Winter Wonderland / ホワイト・クリスマス / シューベルトのアヴェ・マリア【試聴】/ グノーのアヴェ・マリア / カッチーニのアヴェ・マリア / アメイジング・グレイス【試聴】/ きよしこの夜 |
1,572円 |
ウクライナの歴史は紀元前6世紀頃のペルシャ系騎馬民族国家が最初と云われる。その後北海近辺のバイキングたちがドニエプル川を水路に黒海と地中海の狭間、ビザンチン帝国の首都でもあったコンスタンティノープル(現イスタンブール)で交易するようになり、キエフ大公国が成立したと云われている。
コンスタンティノープルがオスマントルコにより陥落した後、しばらくはギリシア正教会の中心となったが、後発のモスクワ大公国が勢いを増したうえ、国主交代の度に内紛を起こし、リトアニアやポーランドとの併合、分離を繰り返したのち、18世紀半ばにロシア帝国に併合され、自治権を失った。
第一次世界大戦後に一時独立を回復するが、ほどなくソ連邦の構成共和国に組み込まれた。ソ連邦崩壊後、再度独立。長らく親ロ政権が国家を運営したが、2004年オレンジ革命が勃発。ウクライナ東部・南部と西部の対立が表面化することになる。
ウクライナは日本の1.6倍の土地に4000万人強の国民が暮らしている。国土の半分が平野で、その多くが肥沃な黒土に覆われている。帝政ロシア時代からヨーロッパの穀倉地帯として食料には不自由しなかった。ヨーロッパ第3の大河ドニエプル川が南北に流れており、水運を利用した商業もさかんだった。一方で逃亡農奴が流入し、コサックを形成。コサックはウクライナや南ロシアに点在した軍事共同体で、通常は農業や狩猟、交易などをしつつ、非常時には武装組織として活動した。ナポレオン戦争や日露戦争でも活躍したが、中央集権化の過程で解体され、弾圧され、崩壊した。コサック・ダンスなどが日本にも伝わっている。
ソ連邦崩壊後は、ソ連における経済分業体制の崩壊、原発事故の後遺症、工業化の遅れなどにより、インフレと対外債務の累積がめだち、経済が悪化した。
明治時代、ウクライナはロシア帝国に国を奪われたコサックの末裔、と日本では認識されていたようだ。日露戦争にはウクライナ人中心の部隊も投入され、日本軍と激戦を繰り広げた。一方で、極東の沿海州・ウクライナ人居住区では日本の支援のもと、ロシアからの独立運動が行われていたという。
第二世界大戦後は地方公共団体同士の交流も活発化し、横浜市とオデッサ市、京都市とキエフ市が姉妹都市となる。オデッサはアニメ『機動戦士ガンダム』の主戦場の一つで、アムロ・レイが、マチルダさんの犠牲を乗り越え、黒い三連星を撃破する。
現在、日本には1700人程度のウクライナ人(留学生は100人程度)が居住しており、コロナ前には8,000人以上の観光客が毎年、来日していた。ウクライナからはアルミや小麦などの食料品を輸入している。
ロシア料理として人気のボルシチやカツレツですが、本来はウクライナ料理。ウクライナのボルシチは、モスクワ風とは異なりハムやソーセージはあまり入りません。野菜をじっくり煮込み、香辛料とニンニクを利かせます。ビートも多めに使う為、鮮やかな赤色になります。初めて見た友人は「やっぱり(共産圏の料理は)赤いなぁ」と溜息をついてました(^^;
キエフ風カツレツもバカうま!と聞きます。バターの塊を鶏のささ身で包んで油で揚げるボリューミーな料理とのこと。後、水餃子のようなワレニキ、キノコのグラタン・ジュリエンなども有名だそうですが、残念ながら全て未経験です。
興味のある方は京都・南座向かいのウクライナ&ロシア料理のレストラン『キエフ』さんでどうぞ。